2011年 01月 02日
本懐 |
先日参列したお通夜でお経をあげていた坊さんは
医療刑務所で受刑者の話を聞く活動をされているということで
ある受刑者のした話を伝えてくれた。
「自分は罪を犯してしまったけれど、
母が自分を生んでくれたときには
そんな道を外れることを願って生んでくれたわけじゃないだろう。
母に申し訳ない。
あの世で母に詫びることができるだろうか」
やはり、あの世が本当にあるのか、と聞かれることが多いという。
坊さんは言う。
「あると思わないと断ち切れない鎖もある。救われない魂もある。
あるかないかやない。なきゃならんのです。」
もし仏のいないことを知りながら、その嘘と罪を背負い
誰かを赦し続ける道があるのならば、
それが菩薩(修行者)の道というものだろう、とふと思った。
どこからともなく「今日は話が長いなぁ」という呟きが聞こえた。
医療刑務所で受刑者の話を聞く活動をされているということで
ある受刑者のした話を伝えてくれた。
「自分は罪を犯してしまったけれど、
母が自分を生んでくれたときには
そんな道を外れることを願って生んでくれたわけじゃないだろう。
母に申し訳ない。
あの世で母に詫びることができるだろうか」
やはり、あの世が本当にあるのか、と聞かれることが多いという。
坊さんは言う。
「あると思わないと断ち切れない鎖もある。救われない魂もある。
あるかないかやない。なきゃならんのです。」
もし仏のいないことを知りながら、その嘘と罪を背負い
誰かを赦し続ける道があるのならば、
それが菩薩(修行者)の道というものだろう、とふと思った。
どこからともなく「今日は話が長いなぁ」という呟きが聞こえた。
by shado_666
| 2011-01-02 21:46
| 色即是空。