2007年 03月 29日
フードバンク。 |
昨晩、TVを聞き流しながら足袋を縫っていると、ガイアの夜明けという番組で
「フードバンク」というものが取り上げられていた。
企業から商品として出荷できない、廃棄される予定にある食品の寄付を受け、
社会的弱者を支援する施設等に配布する取り組みを行っている非営利団体について
紹介されていた。
代表者の方の言葉が強く印象に残る。
「新たに作って下さらなくていいのです。もう既にあるのですから」
企業は処理コストの削減と売名欲を満たせる。(USAでは税も減免されるらしい)
施設は必要な食料を調達する負担を軽減することが出来る。
そんないい話が、というくらいよく出来た話ではあるが、他人を救うために自分自身の
身を削る諸刃の剣を用いなくても、できることがあるということには目から鱗が落ちる思いがする。
元来捨てなくていいはずの物を捨ててきた社会そのものこそが、そもそもの問題だが
そんな合理主義に生み出されてきた歪みを揺り戻すための、スイッチの一つにはなり得るムーブメントかもしれない。
「非力な善意よりも、見栄のための寄付の方が多くの人を救えるさ」と皮肉な傍観者を気取る
私が生きる同じ時間に、その二つを結びつけてさらに大きな実を得ようと情熱を傾ける
人がいる。
人の力は計り知れない。
などとまぁ、感慨に浸りながらTVを注視していたら、足袋縫うのを忘れてました。
「フードバンク」というものが取り上げられていた。
企業から商品として出荷できない、廃棄される予定にある食品の寄付を受け、
社会的弱者を支援する施設等に配布する取り組みを行っている非営利団体について
紹介されていた。
代表者の方の言葉が強く印象に残る。
「新たに作って下さらなくていいのです。もう既にあるのですから」
企業は処理コストの削減と売名欲を満たせる。(USAでは税も減免されるらしい)
施設は必要な食料を調達する負担を軽減することが出来る。
そんないい話が、というくらいよく出来た話ではあるが、他人を救うために自分自身の
身を削る諸刃の剣を用いなくても、できることがあるということには目から鱗が落ちる思いがする。
元来捨てなくていいはずの物を捨ててきた社会そのものこそが、そもそもの問題だが
そんな合理主義に生み出されてきた歪みを揺り戻すための、スイッチの一つにはなり得るムーブメントかもしれない。
「非力な善意よりも、見栄のための寄付の方が多くの人を救えるさ」と皮肉な傍観者を気取る
私が生きる同じ時間に、その二つを結びつけてさらに大きな実を得ようと情熱を傾ける
人がいる。
人の力は計り知れない。
などとまぁ、感慨に浸りながらTVを注視していたら、足袋縫うのを忘れてました。
by shado_666
| 2007-03-29 00:46
| 色即是空。